仕事とは思っていた世界とは違えども

先日上司との面談で、モチベーションがありませんとぶっちゃけた。

相手も驚いた様子だった。

 

会社には感謝はしている。

それこそバイトでプラプラしていてなんの技術も知識もなかった私は(今もないけど)、ここで初めて定職と言うものについた。

 

その時は別会社(ブラック)からの派遣として入ったけど、Excelもろくに使えなかった自分をよく雇い続けたと思う。

それ相応に辛い経験もしたし、徹夜連勤もあった。

残業代は貰えていたが、自社の中抜きで薄給だった。

 

数年働いていたら正社員へ引き抜きされた。

その時は環境も人も良く、少し悩んだが受け入れることにした。

 

それから数年。

当時の仲間も転職だ異動だでいなくなり。

元々今の業務内容はとりわけ得意でも興味もないので、負の面ばかりが強く思えてきた。

そもそも「仕事はお金を稼ぐ手段、やりたいことはプライベートで」って気持ちで生きてきたが、いよいよその乖離が限界にきていたのかもしれない。

 

 

・昔は自社開発していたのに下請け仕事オンリーになり、先方のいいなりの仕事

・日々タスクは増える一方だがコストカットで人が減っていく

・現場の声を聞いてくれず、数字で判断される。

・会社の雰囲気もやる気搾取の傾向が強まり、「そこを乗り越えるのが会社」という風潮。

(鬱になって来れなくなった人のこともいじって話してたりしてるくらいで、その辺り軽い)

 

 

面談にて、上司に報告する成果や目標は話せた。

なんとか取り繕って数字とかどう運営するかのようなことはかなり辛いが絞り出した。

だけど自分が将来なりたいポジション、モチベーションは何か?と言う質問に

「ないです」

と答えてしまった。

 

いや、所詮これも自分の問題だとは思う。

モチベがないならそうなるように会社なり環境に働きかければいいし、なんなら転職とかすればいいのに。

 

それをしないので。

 

怒鳴られたり劣悪な環境ということでもない、そんなところで自分のうだつの上がらなさをウダウダとこの歳で考えてしまっている。

 

仕事とは割り切ってお金を稼ぐ場所、そうできると自分では思っていた。

興味もなく飽きてしまったタスク、人の入れ替えで馴染めなくなってきたこと、中間管理職で人の上に立つ面倒くささ、好き勝手言う作業者の管理、ぜーんぶ捨ててしまいたい。

 

ただお金をもらうために時間を捧げて働いて、中身空っぽのおじさんになってしまった。

「最近何か面白いことあった?」

そんな話に答えられる生き生きとした大人になりたかった。